モノづくりから街の活性化へ
第1回 懇談会
 
第2回 懇談会
     〈新年会)
参加者・関係者の声
佐藤正男代表の話
アンケート結果
靴・ものづくり
懇談会とは?
浅草民商が、靴づくりをめざす若者たちの意見をきき、交流・支援するためによびかけた懇談会です。
靴づくりの若者の夢
浅草民商は
靴づくりの高い技術・経験をもつ会員がおり、業界・行政への働きかけを含めて、若者の希望の実現のための協力・支援とその過程での街の活性化に全力で取り組んでいます。
「若者を育てないと靴業界の発展はない」全中連 業界懇談会で野佐藤正男民商副会長の報告
 佐藤藤正男 代表の話
長引く地場産業の不況の中ですが、短期間にこれだけ大きな(50名を越える)若い靴づくりのネットワークの芽ができました。

かれらは、私たちの世代の「靴職人」(集団就職でとりあえず『手に職を』ということで、製甲、底付け、仕上げなど特定の工程だけに習熟している人)とは、少し異なります。

都立をはじめいくつかある靴専門学校を毎年多くの若者が卒業してこの業界に参入しています。かれらの夢や現在の技術レベルは、さまざまです。「自分のブランドの靴を作りたい」「外反母趾の家族のやめに履きやすい靴を手作りでつくりたい」「モノ作りがすきなので手作りで〈趣味として)靴を作ってみたい」…

また、すでにそういう夢を実現しかけている人や、メーカーの企画(デザイン担当部署)に所属していても全工程を自分でやってみて初めて良いデザインの靴が作れると勤務時間外に各工程に取り組む人、学校はでたけれど、まだ『修行中』と言う人もいます。

かれら自身がネットワークをつくり協力しあえる部分をみつけ、我々もアドバイスできることはしていけば、〈実際は私たちの方がかれらの感性から学ぶことも多いのですが)大きな力になるはずです。

特定の会社等ではなく、民商だからこそこのネットワーク作りを呼びかけることができました。もちろん他の先進的なメーカーや同業者にも協力をよびかけ、行政の支援ももとめ、質量ともにさらに大きなネットワーク作りができるように微力を傾けたいと思います。

挨拶する 佐藤正男・木越仁一代表
佐藤 正男さん
   浅草民商 第三支部支部長

サト企画は、日本におけるクリーピング加工技術の先駆者として有名。
不景気がつづく地場産業(皮革履物産業)のなかで業績を拡大し続け、若い職人さんを自社で育てるだけでなく、地元浅草にとどまらず全国の若者や業界関係者から大きな信頼を集めている。
革靴輸入自由化反対の運動をして関税など一定の成果を上げましたが、より大切なことは、日本人の足に合う靴を作ること、つまり日本の靴の文化の水準を欧米に負けないものにしていく努力だったのですと氏は語ります。

台東区への要請書
 台東区      御中
                           2008年2月12日
            靴ものづくり懇談会
               浅草5-42-11  電話3874-7309  サト企画内   
                      代表  佐藤正男
                      代表  木越仁一
靴ものづくり懇談会は「日本国内で生産、若者が生けていける靴ものづくり」をめざして活動しています。1月27日(日)の産業研修センターの見学会には25余名が参加、懇談会には約50余名が参加交流しました。台東産業研修センターの見学会参加者の25名からアンケートが寄せられ、研修センター活用について報告と要望および質問をさせて頂きます。

1  靴ものづくり懇談会のアンケートからの台東研修センターの意見と要望について
 (別項 アンケート結果参照)
(1)   機械の新設について
(2)  研修制度の活用について
2 台東研修センターについて
(1)  靴産業のセンターとしてどういう役割をになうのですか
(2)  共同作業所の位置づけを明確にしていただきたい
(3)  作業所の指導者の位置づけについてどのような考え(方針)をもっておられますか
3  浅草ブランド・・台東区の地域産業として、全国的な知名度をいかし発展させるために。
  (1) 若者が生活できる町づくりの具体的な方針(施策)は
  (2) 地域ブランド・・・「靴・浅草ブランド」
  (3) 若者育成の「指導者の制度」や「顕彰制度」の考えは具体的にもっていますか。
4 台東研修センターの「整備」に当たって、「協議会」を作っていただき、
  「靴ものづくり懇談会」の代表者を「協議会」に参加させていただけるよう要望します。
 
 アンケート結果 ※集計上 一部の項目を割愛しました
   08年1月26日 第2回 靴ものづくり懇談会 第1部 参加=回答者数25
1  見学した台東区産業研修センターの設備の意見・要望
   該当するとこと〇印を下さい(使用したい〇  使用しない× 保留▽)
(1)  クリッカー( 7 ) (2) ミシン  ( 11 ) 18型.17型 アドラーミシン2本針
(3)  バフ   ( 10 ) (4)  グラインダー (13 )
(5) 圧着機   (13 ) (6)  仕上げ機   ( 12 )
2 台東区産業研修センターに新設の機械を (使用したいと答えた人数
(1) コンピューター裁断機(エリトン・エリカット)(13 )
(2) 新型の圧着機                (20)
(3) グレデング(サイズ機械)          (15)
(4) その他新しい機械の要望・機種名       (         )
3 次回の懇談会のテーマについて   希望するテーマの人数
        
  (1)  販売・販路    ( 9 )   (2) 企画・ファション ( 8 )
  (3) シューヒッター  ( 7 )
  (4) 先輩との交流の場(製甲・底付け・仕上げ・靴の知恵) ( 13 )