ヨーロッパの靴事情
報告会

報告会のお知らせ

モノづくりから街の活性化へ
第1回 懇談会
 
第2回 懇談会
     〈新年会)
参加者・関係者の声
佐藤正男代表の話
アンケート結果
靴・ものづくり
懇談会とは?
浅草民商が、靴づくりをめざす若者たちの意見をきき、交流・支援するためによびかけた懇談会です。
浅草民商は
靴づくりの高い技術・経験をもつ会員がおり、業界・行政への働きかけを含めて、若者の希望の実現のための協力・支援とその過程での街の活性化に全力で取り組んでいます。
「若者を育てないと靴業界の発展はない」
全中連 業界懇談会で野佐藤正男民商副会長の報告
 
「小企業のものづくりが主流」の報告に確信が…
  浅草の靴の集積産業を発展させるために  

    
交流・ネットワークの輪を広げよう
靴ものづくり懇談会は、8月23日(土)6時30分から台東研修センターで「イタリア・オーストリアの靴づくり事情報告会』を開きました。

同懇談会の代表の木越仁一さんは、会場となった台東研修センターが第二のデザイナーズビレッジとして、「物作り工房」になるなど、この懇談会が、靴づくりのネットワークとして台東区の行政を動かしてきたことなど具体的な成果が報告されました。

中央大学の八幡一秀教授は、イタリアのカルビ市で工場見学された時の写真をOHPでしめしながら、同国での小企業の靴づくりの状況を紹介報告しました。

OHPを使ってイタリアの靴業界事情を報告
吉見鉄平さんは、自身がオーストリアでの靴生産に参加した経験を語りました。
また、木越仁一氏は、10年前にみずからがイタリアで活動した経験を語り、同じように小工場、小企業が大きな役割を果たしている日本でも、最近の浅草では、CAD(キャド)を活用した靴づくりのデザインに取り組むなど新しい動きが主流になりつつありこと、そこで新しい感覚と技術をもった小企業(コーディネーター)の果たす役割が重要になってきていると語りました。

若い靴づくりの仲間にとっては、展望がわく報告会になりました。

第二部(交流会)で参加者と交歓するパネラー
 
デザイン講座、シューフィッターの講座…を
  
靴ものづくり懇談会への期待高まる
報告のあとの参加者による交流・交換の場では、「懇談会でデザイン講座を開催してほしい」、「シューフィッターの学習会を開いてほしい」などの要望もだされました。
浅草民主商工会(信澤会長)は、「デザイン講座への講師派遣」などできるかぎり支援していくと語りました。

パネラーや浅草民商の靴づくりの先輩たちからは、先進的なヨーロッパ(イタリア・オーストリア)でも小企業が大きな役割りを果たしていること、浅草(日本)でも、新しい感覚の小企業(コーディネーター)の靴作りが広がりつつあることを具体的にな話しがでました。

参加者からは「忙しい中参加してよかった」と言う声が聞かれ、今後の懇談会への要望・期待もだされました。「浅草の靴の集積産業」を発展させていくためにも、若い靴づくりの仲間たちが、いっそう技術を磨くことや、情報・技術の交流すること、「靴ものづくり懇談会」を中心とするネットワークの輪を広げていくことが大切になることなどが話合われました。

 
イタリアの靴づくり事情を紹介する写真から (撮影 八幡一秀教授)