2011年 06月 01号     last update 11.6.2
   
 
 
画像:「昼のオリエンテーリング」具体化へ
浅草・台東両民商の共同で進められてる「仕事起こし協議会」は、区内の中小業者の営業実態をもとに、さまざまなアイデアや意見が活発にだされています。まず、『昼のオリエンテーリング』を具体化へむけて動き出すことになりました。
台東区内には、民商や業者の要求もあり、さまざまな公的な(あるいは一定の利用料で活用できる私的な)『ものづくり施設』が、つくられてきています。そんな施設や、ものづくりの新しい形態の店舗などを見学してまわり、新世代をはじめ、中小業者が活用していく上での、利便性や、必要ならば改善点を探ろうという狙いがあります。

現在、同協議会は、各地の民商を中心にした取り組みで、成果をあげている3つの企画の具体化への検討が進められています。

1 『起業塾』の開催 
次世代の起業をめざす人たちに起業や実際の経営にあたってのアドバイスとともに共同の方向性をともに考えていこうというという取り組み。

2 『夜のオリエンテーリング』の実施
不況と震災による『自粛』ムードで深刻な影響を受けている料飲業者の窮状打開の一助になることを目的とした企画。(参加者に、定額の参加費で、一定時間で数軒のお店を訪問してもらい、それぞれのお店の特徴をじかに味わってもらい、気に入ったお店のリピターになってもらうことをめざします。

3 『1坪市』の取り組み (借り手のない空き店舗を共同で借りて開催する)
新商品・技術などのアンテナショップとしての活用、各商店の抱えている、『本来は売れ筋のはずのデッドストック』の販売拠点としての活用、バザー等の取り組みへの活用など

あなたもぜひ、ご意見・アイデア・情報をお寄せ下さい。『仕事おこし』を盛り上げ不況突破へ協力して足を踏みだしましょう。

画像:浅草税務署への申し入れ

 ファッション関連デザイナーのための創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」(台東区小島)の施設が公開されました。入居デザイナーや卒業デザイナーなどによる作品展示や販売のほか、もう一つの創業支援施設「浅草ものづくり工房」の入居クリエイターや地元ファッション雑貨メーカーの商品販売もおこなわれました。モノづくりに関心がある人、モノづくりをしたい人、 こだわりのモノを買いたい人が、モノづくりのマチに集う2日間となりました。

 また、「台東区のモノづくり地域をもっと元気にしたい!」と、たいとう「モノづくり市」が、佐竹商店街で開催されました。台東区は江戸時代から続く、宝飾品、アクセサリー、革小物、靴、財布、帽子、ベルト等の生産が盛んなモノづくりのメッカでもあります。モノづくり市の会場となる佐竹商店街は東京で最も古い商店街の一つです。モノづくり地域の中心に位置して、明治後期から昭和にかけて多くの職人で賑わいました。
日本有数のモノづくり地域として注目を集める東トーキョー・台東区で、クリエーターやメーカーによる作品や資材などを販売するこの「モノづくり」マーケットは佐竹商店街に若い世代のモノづくりの風を吹き込み、大勢の若者の来訪をふくめてにぎわいました。

消費者のニーズをとらえるアンテナ、独自の技術や商品サービス構成をアピールできれば、私たち業者の営業の可能性も大きく広がることを示した2日間といえそうです。

仕事起こし協議会
仕事起こし協議会 5/26
  
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『三代目』の兼平慎也さん。後ろは父親の文男さん
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