| 特定調停を活用して 多重債務からぬけだせる！（１） 浅草民商 さくら道場長） |
| わたしたちも、多重債務から抜け出した（抜け出しつつある）経験者です。 これから「さくら道場」でみなさんとともに専門家の先生方の知恵もかりて勉強しながらみなさんの問題の解決にお役に立つことを信じ、私たちの経験をふまえて、借金の整理について話を進めていきます。多重債務状態から抜け出す方法、多重債務（複数の債権者・金融機関・クレジットやサラ金等からの借り入れ）とは何か、国の救済支援の内容と方法、あなたの取るべき道についてお話しして行きます。 |
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| はじめに 多重債務状態から抜け出す方法 多重債務状態、つまり、複数の人や銀行、サラ金などから借金があり、その返済に苦ししんでいる状態、これから抜け出して生計を立て直し、リフレッシュスタ−とする方法は幾つもあります。 その方法は大きく分けると以下の二通りになります。 （１）裁判所の助けを借りないで債権者（お金を貸した人や会社）と話し合って返済の条 件、金額や期限をあなたが返済しやすいように変えてもらう方法。 （２） 裁判所の助けをかりて明確、確実な解決と救済を得る方法。 つぎに、この二つの方法の特徴をもう少し詳しく述べます。 |
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（１）（裁判所の助けを借りないで） 債権者と話し合い、解決する方法） |
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この場合は、債務者は負い目もありますし、債権者と直接話し合うことはなかなか難しいので、知り合いの人や弁護士に中に入ってもらい債権者と交渉してもらうのが普通です。 この方法は、簡単なようですがいろいろとトラブルも起こりやすく、また、費用もかかります。 |
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何故、トラブルが起こりやすいかと言えば、何といっても債権者との交渉の過程が不透明で、あなたの知らないところで問題が処理されることがありうるからです。この交渉を債務者からお金を貰って職業としている人達がいます。いわゆる整理屋と呼ばれる人達です。 弁護士にはこのような交渉を職業とする法律的な資格がありますが、マスコミ報道などでご存知のように「整理屋」と提携したり、サラ金と提携したりして、債務者の弱みにつけこんで暴利をむさぼるいわゆる、悪徳弁護士もいます。そのような法律事務所は、都心に立派な事務所をかまえていたりして素人には中々見分けがつきません。 「整理屋」や悪徳弁護士の場合、調停や自己破産で処理すべき事件を任意整理（上に述べたような交渉の代理）事件として扱ったりすることもあり、債務者に余計な金銭的負担をかけるようなことがあります。債権処理一件３万円という相場もあるようですが、これを弁済調停として裁判所で解決すれば一件千円くらいしかかからないのです。 ですから、裁判所の力を借りずに、多重債務処理をその様な人達に頼んで裁判所外で解決しょうとすることは費用もかかるので、当道場ではおすすめできません。 |
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| （２）（裁判所の力を借りて） 明確、透明な解決をはかる方法 |
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裁判所は国民の税金で運営されていますから、裁判所があなたの窮状につけ込んで報酬を稼ごうなんてことはもちろんないわけです。そして、現在の裁判所は基本的に債権者の貸し手責任を追及し善良な債務者の保護と再出発を援助するという立場に立っています。又、手続きが透明公正であることは当然です。 |
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ですから多重債務問題を解決するには、裁判所を活用して、透明に明確に解決する方法が、費用も安く迅速に処理することができる、良い方法であると考えます。 それでは、あなたの救済の再出発のために法律はどのような救済策を準備しているか以下に述べます。債務整理と清算は、会社更生法や強制和議などいかめしい名前のいろいろな法律が用意されています。しかし、中小企業や個人の債務整理や清算で用いられる法律制度はそれほど多くありません。個人や中小企業の救済は、先ず、特定調停が有効です。 ページの先頭へ |
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ASB-Net |
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