| さくら道場（不定期）日誌 ０１年１０月 ー「ヤミ金」業者を圧倒ー |
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| １０月６日 新たに３名の入門者（多重債務者） 浅草民商だけでなく、他の民商の会員も参加。 (先日の入門者は、浅草民商会員になる。） ９月３０日のクレ・サラキャラバンのあとを受け、相談役達は、５日間で、５時間３０分にもわたって多重債務者の解決を支援してきました。「「ヤミ金」」９社と対決してきました。 この日は、Ｔさんの解決方法と展望などを切り開きました。Ｔさんは、２社の「ヤミ金」と交渉し、１社は３万円の『過払い』、１社は『０（ゼロ）和解』に持ち込むことができました。「ヤミ金」からの督促がなくなり、「死にたい」と言っていたＴさんに笑顔が戻りました。 また、１０月１１日、さくら道場の相談役達は、もう一人のTさんの「ヤミ金」９社と交渉しました。東京都の貸し金係に電話するなどよく準備して交渉する中で、２社で５万円の『過払い』で和解、１社は『０（ゼロ）和解』、残り６社で『一ヶ月の返済金額が３２０００円で和解』になりました。 |
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| ー全国ではじめてー あの「丸井」から 『過払い』分を返還させる |
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| 気がつけばカードローン（多重債務）地獄に さくら道場に相談をもちこむ |
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| Ｓさんは、飲食店の従業員です。「便利なクレジットカード」「カードローン」の誘惑にについ手を出し、いつのまにか多重債務を抱えるようになりました。 夜も満足に眠れぬ日々がつづく中、仕事でも簡単なミスもするようになり、店主（浅草民商会員）から「なにか悩み事でもあるのか」とたびたび聞かれるようになり思いあまって相談したところこのさくら道場を紹介されました。 |
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| 「丸井のクレジット」で有名な「丸井」のカードも、１０年あまりの間利用していましたが、 その期間のカードローンの返済について疑問にもち、さくら道場に相談し、この７月「丸井」に 対して『特定調停』での和解を申し立てました |
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さくら道場のアドバイスで粘り強く交渉 | |
| さくら道場の相談役も交えて「丸井」との交渉が始まりました。 「丸井」は「取引のデータは、（法的には）三年の保有でよい」 「丸井カードはインーストールメント方式、リボルビング方式」で 消費者との精算をしているので、『過払い』などはない」と主張し ていました。 |
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| Ｓさんは、さくら道場のアドバイスもうけ、「利息制限法」での『和解』を主張し、１０年間にさかのぼる資料・銀行の帳票を示しました。さくら道場相談役たちは関東債務局に１１回にわたる丸井との交渉経過を示し、丸井への『指導』を要請してきました。 丸井側はくり返し、「商法では三年以上のデータ保存の義務はない」と主張し、それ以前の『過払い』の可能性について検討しようとさえしませんでした。 ９月にはいり、Ｓさんは相談役と浅草民商事務局長とともに丸井の債券会社・ゼロファースト、丸井グループと２回交渉をもちました。 その結果、丸井は「利息制限法」（９９年６月１日改正によりそれまでの40.004％から29.2％に最高利息は下げられました）にもとづいて、Ｓさんからさん提供された帳票、１０年間にさかのぼる銀行の帳票を使って『計算書』を作成してＳさんに示しました。 しかし、さくら道場相談役、浅草民商事務局長が、Ｓさんを交えてこの「丸井の計算書」を検討すると、不適切な箇所が見つかり、交渉の場で指摘しました。結局丸井側は５回にわたって計算を訂正してきました。 『調停』の待合室でもゼロファーストの債券課のN課長は,さくら道場相談役に対して「また関東財務局にも電話したのか」と苦い顔で尋ねるなど動揺を隠せなくなっていました。 |
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| ついに『過払い』を認めさせる！ 全国で初めてのケース ページの先頭へ |
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| Ｓさんは、さくら道場相談役、浅草民商のアドバイスも受け、歩み寄らず『０（ゼロ）和解』から74,353円の過払いを認めさせる和解を勝ち取りました。 １０月４日浅草「さくら道場」にゼロファーストのN課長がきて「過払いの和解書」に調印しました。 民商の多重債務解決をめざす道場の運動は、正確な計算と道理をもとにした、当事者間の粘り強い協議、交渉を追求することはもとより、関東財務局に指導を要請するなど、考えうる有効な手だてをつくすことにより、全国で初めての『過払い』とするケースでの「和解」をもたらすことができたのです。 Ｓさんの銀行口座に１０月１０日丸井から、74,353円の過払い金が振り込まれました。 |
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| 多重債務の解決へ！ 浅草「さくら道場」はよびかけます |
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| 今回のケースは、三年前の「利息制限法」の改正を受けて、１０年間にさかのぼってその最高利息でならして計算させるという意味でも、画期的な成果を勝ち取ったといえます。Ｓさんも多重債務の解消へ少しづつ向かい笑顔を取り戻してきました。 丸井などのカードローンで悩む方も、浅草さくら道場へぜひ相談してみて下さい。 もちろん、多重債務の根本的な解決は、利息制限法の更なる最高利息の引き下げ、銀行の中小企業への貸し渋りをやめさせること、さらには、業者・国民本位の不況の打開にむけた政策転換にかかっているわけです。さくら道場は、そのためにもあなたのご協力を心からお待ちしています。 |
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