機械彫刻・金属レザーマーキング
「キョードー彫刻」 (三筋町)
「いろいろな思いはありました。父の年齢(70歳)もあり、『自分が後を継ごう』と決意し、ケミカル系の会社を退職しました」と語るのは、『三代目社長』となる兼平慎也さん(37歳)です。
「私らのような、モノづくりでは、技術革新が急激なんです。これまでできなかったことが、簡単にできるようになる。そして長年の熟練技術の価値がなくなることもあります。私らのようなとこでは、そんなときにすぐに大きな設備投資なんてむずかしいんです。その意味では、若さと新しい感覚、情報収集力には、期待してますよ」と笑顔で話すのは、現社長の文男さんです。
「覚えることがたくさんあって大変だな、と無我夢中でいたら、震災で受注が大きく落ち込み、大変なときに、決意したものだと思いましたよ。ようやく連休あけから、少しずつ仕事が来るようになりました。いまは、これまでの顧客のニーズを分析し、ウチの会社の技術の長所を把握し、新規顧客の開拓をめざします」と展望を語るかたる信也さんでした。
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