2011年 05月 01号     last update 11.5.20
   
 
 
画像:おかず横丁で訪問宣伝活動

5月17日、鳥越商盛会(おかず横丁)で、訪問・宣伝活動を行いました。前日中に商工新聞見本紙を配付し、当日は、井出さん、石川さん、事務局長の3人で、民商のパンフを手渡しながら、商売の現状と見通し、民商の活動について対話を進めました。

「震災の影響(買い控え)もあるし、ご覧の通りだよ。まいったよ」と語る、食品を扱う店の店主。「この商店街も(シャッターのおりている店も増えたし)見る影が無くなってきたね」と話すご主人もいました。
いっぽうでは、帽子やバッグなど若い女性をターゲットにした、小物を扱う明るい感じの店も、少しずつ増えてきていて、若い女性の姿も目に付きます。最近開店したデザイン小物を扱う店の店主とも、商売のはなしがはずみました。

当日は、突然の雷雨で、対話活動は中断を余儀なくされましたが、「それぞれの商店の要求をつかみ、民商の活動と役割についてもっと対話を進めることが必要だ」と雨宿りしている間に、参加者は、話し合いました。
 

画像:浅草税務署への申し入れ

 機械彫刻・金属レザーマーキング 
           「キョードー彫刻」  (三筋町) 

「いろいろな思いはありました。父の年齢(70歳)もあり、『自分が後を継ごう』と決意し、ケミカル系の会社を退職しました」と語るのは、『三代目社長』となる兼平慎也さん(37歳)です。

「私らのような、モノづくりでは、技術革新が急激なんです。これまでできなかったことが、簡単にできるようになる。そして長年の熟練技術の価値がなくなることもあります。私らのようなとこでは、そんなときにすぐに大きな設備投資なんてむずかしいんです。その意味では、若さと新しい感覚、情報収集力には、期待してますよ」と笑顔で話すのは、現社長の文男さんです。

「覚えることがたくさんあって大変だな、と無我夢中でいたら、震災で受注が大きく落ち込み、大変なときに、決意したものだと思いましたよ。ようやく連休あけから、少しずつ仕事が来るようになりました。いまは、これまでの顧客のニーズを分析し、ウチの会社の技術の長所を把握し、新規顧客の開拓をめざします」と展望を語るかたる信也さんでした。

東京商工新聞(5月号)の「商売繁盛」欄で
 植竹(植竹工務店)が紹介される
   ※PDF版がこちらで読めます。 
おかず横丁ではずむ対話
商店主と対話する井出さん・石川さん
  
 
浅草民商、11年春の運動アンケートから
『三代目』の兼平慎也さん。後ろは父親の文男さん
『三代目』の兼平慎也さん。後ろは父親の文男さん