2010年 11月 02号     last update 10.11.18
   
 
 
画像:要求実現に確信
11月9日 浅草民商常任理事会は、「秋の運動」の前半をふりかえり、後半の運動の進め方について話合いました。
とくにこの間会員内外で切実な要求を実現してきたことに確信をもち、不況を乗り越え営業と暮らしを守る、民商の姿を会員内外の業者に訴えていくことが重要であることが話し合われました。
秋の運動中に実現した主な要求
● 個人タクシーのKさん 
ASB NEWS 10月02号 既報)

● ペット美容室経営の Fさん  
友人の紹介で入会したFさんは、長引く不況のあおりを受け売上が減少する中、各種支払いや生活費にも困る状況に陥り、借金を重ねてしまった結果、自己破産となってしまいました。しかし国税債務だけはそのまま残ってしまっています(法律上免責になりません)。税務署は容赦なく「税金の滞納」ということで住居の敷金まで差し押さえる動き。本人のFさんは、精神的にもまいってしまい安定剤を服用している状態でした。
 浅草民商は、この窮迫した実情を説明し、憲法にもとづく生存権の保障を前面に、国税徴収法153条の「滞納処分の停止」を請願し、血も涙もない税金の徴収にストップをかけています。
 税金の徴収から開放されたFさんには、明るい笑顔が見えるようになり、声にも元気が出てきました。

● 保険証を取り戻した製靴加工のSさん  
11月01号既報)

● 住宅ローンの金利を大幅に引き下げさせた小池さん
10月02号既報)

 日、靴工房班は、台東区のものづくりや地場産業に関係する各種の助成制度とその活用について学習会を開きました。

マスコミにも注目されている靴工房斑の仲間をはじめ、多くの若者が靴産業に参入しています。一方地場産業である製靴履物産業は、長引く不況の中で輸入自由化と生産拠点を中国などに移すなどの産業空洞化の影響で深刻な事態になっています。
だからこそ、新しい世代の感覚をいかして産業の振興をはかるためにも、この世代を地域ぐるみで支援していく取り組みが緊急の課題になっています。

浅草商工会館会館の3・4Fの靴工房で日夜奮闘している若者らの代表6名と民商三役ら3名が集まり、ものづくりや地域の産業に関係する各種助成制度の拡充に熱心に取り組んでいる共産党区議団(4名が参加)に説明を求めました。

 新製品技術開発、新市場開拓、展示会出店、アトリエ化など各種支援制度の話を聞きながらの意見を活発に交換しました。台東区も最近は以前よりこの種の支援制度を拡充してはいます。靴工房斑の若い仲間はこれからの自らの仕事の展望や行政の支援制度の活用とより使いやすい制度への改革の方向について熱心に質問していました。 
11月09日 常任理事会
画像:靴工房斑の学習会
靴工房斑の斑会(学習会)