2010年 11月 01号     last update 10.11.10
   
民商共済会学習研修旅行会
画像:共済会の旅行会
10月29・30日、浅草民商共済会主催の鬼怒川での学習・研修旅行会には、19名が参加しました。
画像:べコニア薗・紅葉を散策する
参加者は、学習し、交歓し、紅葉を楽しんで英気を養いました。
画像:「共同する会」の台東区への予算要求
台東区へ予算要求する「共同する会
 
 
画像:10月3名が浅草民商に加入

10月は、3名の新しい会員が増えました。新入会者は、靴材料、ペット美容室、軽印刷を営む業者です。不況の中、売上げ減少し、特に税金・金融などでの相談を通じて、悩み・要求の実現のため、浅草民商のネットワークに加わってもらうことになりました。

9月以降では、5名の会員(商工新聞読者6名)が民商に入会しました。一方では不況の進行、高齢化・後継者難のため廃業も増加しています。営業と暮らしを守るネットワークをよりおおきく豊かにしていくことが緊急に求められています。
 
民商と一緒に交渉して     製靴加工業のSさんー
健康保険証を再発行へ
  
靴加工業のSさんは、3年前仕事の端境期に急激に仕事量が落ちこみ、国保税が払いきれなくなりました。今年ようやく仕事が動き出し、「滞納分を少しずつでも払おう」としていたとき、持病のリュウマチが悪化し、立っているのも辛い状態になりました。
「膠原病」の疑いもあるので検査入院(20万円前後の費用)するように医師にいわれました。
区役所に相談すると「国保税その他の滞納分70万円近くを全額納入しないと保険証は出せない」といわれて目の前が真っ暗になりました。

すぐに民商に相談しました。「これでは、金がない者は、黙って死んでいけ」ということだと事務局員といっしょに区役所の保健課と粘り強く交渉しました。
まず約1/3を納入し、未納分は分割で払うことで保険証を再発行させることができました。Sさんは、「なんとか生きていけそうです。早く健康を回復して、未納分を完済し、仕事に打ち込みたいです」と話しています。
 
10月27日、民商や、労働組合、医療生協などで構成する「区民の暮らしを守る予算要求の実現をめざし共同する会」は「11年度の予算編成に関する要求書を台東区に提出し、その実現のため台東区と交渉しました。台東区側からは新井企画財政部長ら5人が出席しました。

浅草民商の代表は、「他の区では実施され喜ばれている融資制度」については台東区でも実施すること、地場産業など区内産業の振興策を「産業集積が残っているうちに、より有効な振興策等の手を打つことが求められていることを強調しました。