09年 5月 01号     last update 09.11.26
   

05年12月に「モノづくりからの街の復興」をめざして開設された、靴の共同作業所は、入居者の希望を取り入れ、使いやすく、靴づくりのプロからのアドバイスも受けられる作業所として好評で、現在7組の靴づくりの若者が入居しています。

共同作業所は、靴づくりの若い起業家からの要望が高く、このたび商工会館3Fだけでなく、4Fも共同作業所に開放することになりました。

靴ものづくり懇談会は、若い世代の靴づくり起業家支援のため、台東区に対して、旧田中小学校を活用できるように交渉を続けています。

不況の中、業績を伸ばす入居者も…
新世代の靴づくりの起業家のなかには、4月に個展を開き、この不況の中で、これまでより多くの受注や問い合せを受けている人もでています。「自分がその時に履きたくなるものを作りたい」という発想での斬新なデザインが好評の秘密のようです。 
 関連 靴づくり懇談会 佐藤正男副会長の09年業界懇談会での報告 


4月18日(土)浅草南部実行委員会は、3人で地域の業者を訪問し、「業者マップ」への参加をよびかけました。当日は土曜日ということで留守宅も多かったのですが、新たに3名がマップに参加することになりました。次回は、5月15日(金)に南部実行委員会は、参加よびかけを行う予定です。

4月21日には、第4回実行委員会が開かれ、インターネットとの結合など「業者マップ」のイメージをさらに豊かなものにし、各地域実行委員会での参加よびかけ等の具体化が論議されました。
 


浅草民商は、「春の運動」後も、深刻な不況のただ中にいる中小業者の要求の実現に全力をあげています。その業者との対話で寄せられた声の一部を紹介します。

●皮革の紐編み業…仕事がこの2〜3ヶ月まったくない。やむをえず従業員には、他の仕事を探してもらうことになってしまった。
●皮革裁断業  …仕事がまったくない。長くこの仕事をしているが、初めての経験だ。
●皮革加工業  …仕事がないので、他にアルバイトでしのいでる。
●紙箱製造卸業 …緊急融資を2回活用した。民商の経営相談、激励でなんとか頑張ってこれた。
●服飾付属製造卸…新銀行東京の融資条件変更を申請して、4月まではなんとか乗り切れたが、6月がどうなるかわからず心配だ。
●飲食業    …主人が病気で入院した。お客さんも減ってしまい、展望がない。

 
 
画像:浅草商工会館
浅草商工会館
画像:靴の共同作業所
共同作業所