木村蒼夫さん(68歳)は、有限会社「台東プリント」を設立し、印刷業を営んで30年余りになります。
通信技術の会社に勤めていた当時、製版カメラ技術を学び、印刷・製版に興味をもち、開業しました。
90年代前半のパソコンを使った、DTP〈デスクトップパブリッシング)への対応は業界内ではかなり早いほうでした。
「顧客の会社の移行が早かったこともありますが、中小企業や団体・個人の方のアイデアや創意を印刷物にそのまま活かせるし、リーズナブルな価格で提供できるので好評でしたね。パソコン等への投資は、きつかったけれど、その時期から習得したからこそDTP各ソフトの細かいテクニックも若い人とも遜色ないものだと思ってます」と木村さんは語ります。
|