2009年は、小泉構造改革政治(新自由主義)に対する怒りが爆発し、7月の都議選に続いて8月の総選挙で自民党が大敗(自公政権の退場)し、民主党が躍進(民主党中心の連立政権樹立)し、本格的政権交代が初めて実現しました。
鳩山首相は総選挙では「歳出の無駄の洗い出しで、財源はいくらでも出てくる」「医療、介護、教育、雇用問題の解決にむけて有効に使う」と述べましたが、『事業仕分け』ででてきた財源は約6千億円にとどまり、2つの聖域(軍事費、大企業・大資産家優遇税制)に切り込めず10年度予算は迷走しました。
景気は依然としてして厳しく、失業率も5%台と高く、日本航空が破綻するなど09年度の企業倒産は3年連続の増加となっています。また、3月に卒業する大学生や高校生などの就職内定率は厳しく、12万人を超す学生が就職先が決まらずに卒業する見込みになるなど、国民の生活不安やデフレスパイラルの懸念はいっそう深まっています。
私たちは、「庶民増税・消費者増税ノー」、「雇用破壊を許すな」、「内需を拡大しろ」、「最低賃金の引き上げ」、「平和と憲法を守れ」の声を大きく結集し、みなさんとともに運動していきます。
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