上の絵は、3月22日(木)〜4月2日(月)まで、日本美術会の主催で国立新美術館(六本木)で開かれた、第65回日本アンデパンダン展に出品された第二支部の小池秀雄さんの作品「五箇山にて」です。以下は小池さんの「絵への挑戦」についての手記です。
「油絵を描き始めたのは、52歳の春ころからです。絵を見るのは好きでしたが、仕事や民商運動(当時浅草民商会長を務める)で忙しい日々の中で年に1、2回ほど美術館で楽しむ程度でした。絵を単に見るだけでは、感性や思想は深まらないとは思っていました。」
「そんなとき、隣町の絵画サークルにいた友人に誘われて、絵を習い始めることにしたのです。右下の作品は初めて描いた「薔薇」の絵です。油絵の具で絵を描くことに大変苦労して途中で投げ出したくなったので、思い出深い作品です」 |