06年に開設された、商工会館3・4Fの「靴ものづくり共同作業所」には、現在5組の方が入居し、それぞれ自らのコンセプトに基ずく靴作りに励んでいます。
マスコミに注目されたり、近隣の富士小学校の児童が社会科見学に訪れるなど、地場産業の次代を担う一端の存在に成長してきています。
★義肢装具士で、高い技術を持ち、会社でも義足の方用の特別な靴を製作しているが、特に頼まれた方からの注文を受け、この作業場でも、製作している人、
★ネットを活用し、何度も展示会(個展)を開き、自らのコンセプトの靴の固定客を多く獲得している人、
★靴の修理の仕事をしながら、みずから手作り靴製作の準備をしている人、
その一人の荒井貴文さん(28歳)は、入居して2年になります。スーパーでアルバイトをしながら、注文靴をデザインから完成まで一人で作っています。
現在のところ、友人、や知人の注文が中心ですが、ファッション性が高く、ユーザーから喜ばれています。技術がしっかりしていて工房の仲間からも信頼されています。
「少しずつ注文は増えているんですが、もっと広がればいいですね」と話す荒井さんは、「この工房に来る前は、自宅で作業をしていましたが、作業時にでる音を気にしなくてもいいし、助かっています」とも語ります。
「もう、歳だから」といいながら、交通費の節約と健康のために、「自宅(川崎)まで、自転車で通う」こともあるそうです。
※現在、共同作業所は、入居者を募集中です。 |