2012年 02月 01号     last update 12.02.17
   
 


  35年前のわたしたちの最初の申告の時でした。民商の班会に妻と二人で参加し、書き方を見てもらったり、説明を聞いたりしたが、ちんぷんかんぷんで全くわかりませんでした。わかったことといえば、自分達の所得の低さだけでした。それでもなんとか完成させ、デモに参加し、提出したときは、ほっとしたものでした。

 10年ほど同じことを繰り返し、自分達業者(職人)は、いつまでしごとがあるのか常に不安で、「会社に勤めている人は楽なんだな」と思えたものでした。

 

 革靴の自由化の波が来て、「今でも所得が低いのに、輸入自由化で確実に、仕事が少なくなる」と思い、妻と二人で靴業界の中での生き残りのための勉強を始め、各種の講演会などに手弁当で出かけました。生き残りのための『新技術』の開発・確立に努めました。

 

 そんな中で、自主計算も慣れてきて、申告書の作成だけではなく、取引先メーカーの受注状態を数年分比較して先を予測・分析する武器にも使えるし、新しい機械の導入や、若い弟子(従業員)を増やすための、資金の見通しを立てるためにも役立つことがわかってきました。

 おかげさまで、わたし達は、不況の中で、売上を伸ばしていくことができました。仕事も無事、4人の弟子(従業員)に引き継いでもらうことができました。自主申告のための計算をただ申告のためだけにするのはもったいないと思っています。

 
技術革新で時代のニーズに応える
    キョードー彫刻の兼平文男さん
   三筋町 の機械彫刻(レザーマーカー)業

 兼平文男さんは当会の元会長であり、明子夫人は現婦人部長です。兼平さんは長年この仕事をしてきており
1982年に『有限会社キョードー彫刻』に社名を変更。1993年に4階建ての新社屋ビルを建設されました。以前ネームプレート等は、お客様の注文通りに一字一字彫刻機で間違いのないように注意しながら彫刻していたのですが、最近はレーザーマーキングを導入し従来よりも微細で短期間で提供できるようになりました。また広告宣伝も電話帳広告が多かったのですが、現在ではホームページを見た人の注文が増えましたとの事です。また昨年からは、息子さんも将来の跡継ぎを目指して、他社を退職し、キョードー彫刻に加わりました。

時代と共に技術革新をしていく兼平さんの姿勢は大いに学ぶべきだと思います。

 
 
 

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班会・申告相談会
20日  午後6〜8時  人権プラザ
22日  午後2〜4時   商工会館 
20日 午後6〜8時   食事のきみちゃん
23日  午後2〜3時半  スナック豊
25日  午後2〜3時半  石川勉強堂
27日  午後2〜4時    商工会館 
28日  午後2半〜4時  大勝軒

 

 

 

 

 


お寿司も食べられます