台東氷業(製氷業) 黒岩 誠治さん
昨年後半は、おかげさまで、うちの「純氷」の純度の高さが改めて評価されて注文が受注が若干ですが持ち直しました。
しかし、全体としては、スナック、バーなど料飲業は、長引く不況のあおりで、経費を削減も限界に来ています。『値下げ競争』も激しく「おたくの氷の純度は高いのは、わかるけれど、(安い)他社に乗り換えざるをえない」とか「せめて消費税分だけでも値引きしてくれ」といわれるとそのすべてを断ることは、とても困難です。内税方式ですから、値引き後に、価格本体と消費税分に分けるわけですから、『消費税分を計上すると原価割れ』しそうなんてことも起こってしまうことさえあります。消費税のかなりの部分は転嫁できないのが現実です。
もともと消費税は、所得の低い人ほど負担が重くなる逆進性の高い不公平な税金ですが、この不景気ななかでの消費税増税は、消費不況を深め、ますます消費税を転嫁しにくくなるし、本当に死活問題です。管民主党が投げ捨てた、『国民の生活が第一』の旗は、私たちがしっかりかかげて増税は許さない輪を広げていきたいものです。
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