2010年 4月 02号-1    last update 10.8.8
   
 
 
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   営業の見通し・収益・後継者について  

今後の営業見通について
2010年
2009年
 営業努力でなんとか出来る
27.5%
33.9%
 見通しが立たない
41.2%
51.8%
 廃業を考えている
25.5%
10.7%
家族から「廃業」を勧められてる
5.9%
3.6%
 
この調査は、浅草民商が毎年、春の運動の一環として実施している「中小業者実態調査」(アンケート)の結果(2010年度分)をまとめたものです
 
一部の「景気は回復傾向」の報道にたいして、地域の中小業者は、昨年の調査と比較して、売上げが減少した業者は、24.2%を越えた。とくに『3割以上』減少という業者が、50%以上というのは、深刻な状況である。
『今後の営業見通し』についての回答でも、「見通しがたたない」という回答よりも、『廃業』まで具体的に検討しているという回答の増加が目立つようになってきている。
『事業後継者』問題

後継者(跡継ぎ)がいる …10.0%

未定           16.6%

いない          74% 

   所得について ー  所得の急激な減少  
09年度のアンケート調査と比較して、所得100万円以下の業者が、14.2%増加。200万円以下の業者が、23.5%も増加しています。

事業だけで生活できない業者は、アルバイト、年金、生命保険の解約、預金の取崩し、他の家族からの支援で補っています。

高齢化の進行と並行しての貧困の拡大は深刻な事態を迎えようとしています。

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