浅草商工会館には、30代の若い世代をはじめ10名が参加しての『語らいの夕べ』になりました。
靴工房班の若者は、「自らの出張先であるオーストラリアの会社との仕事上の交渉でのエピソード」(Yさん)や「ロンドンで靴づくりの勉強をしてきた話し」(Kさん)など、経験を語りました。
第一支部のYさんからは、長い靴業界での体験-専務として活躍してきたが、新社長と意見が合わなくなり、会社を辞めたこと、また、自分で会社を立ち上げ、順調に経営していたが、外的な要因で倒産の危機に直面した時の体験談が語られました。Yさんは、「この業界で発展していくには、市場性のあるデザインの靴をつくれるかどうかが大きなカギになる」とアドバイスをしていました。
第二支部のKさん(オーダー靴・皮革製品製造販売)からも、有名メーカーの幹部は、『現状では、日本の靴には、展望がない』と言っている。「地場産業=靴産業で若い世代が展望を切り開いていくためには、我々が根気よく力を結集していくことが大切だ」と話しました。
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